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陶芸歴30年、岸和田と和歌山で陶芸教室を主宰してます。うつわ作りの話いっぱいと、和歌山の暮らし。笑うように生きたい。


by 中出聖子

母の陶芸初作品!!

母に陶芸を教え始めて3ヶ月、その間に作ったものの中から、花器と中鉢と箸置きを選んで、薪窯に入れて焼きました。

初作品の焼き上がりです。

母の陶芸初作品!!_c0337724_21463027.jpg

いやいや、自分で焼いといて言うのもなんですが、なかなかよくないですか?
初作品、それも85歳の初作品にしては、大したものです!

母もとても嬉しそうでした。

丁寧に仕上げをして、その日にしらす丼を盛って食べたら、すごく美味しかった、と喜んでいました。

陶芸は、作るときも楽しいし、使うときも楽しい。
やっぱり、いい趣味だと思います。うん。


手前味噌ですが☺️



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岸和田教室KIKI-clubをやっております。
和歌山でも、教室、体験、小さなギャラリーをしています。
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# by kiyoi-kobo | 2019-04-27 21:44 | 陶芸

窯出し、しました。

窯出し!!  2019  聖工房 薪窯  @岸和田_c0337724_10455563.jpg

窯出し!!  2019  聖工房 薪窯  @岸和田_c0337724_10455885.jpg

窯出し!!  2019  聖工房 薪窯  @岸和田_c0337724_10460016.jpg

上は、灰被りといって、焚き口の奥に置いて焼いた作品。常に、オキの中に埋もれながら焼かれるので、灰をかぶる、灰被りと呼ばれます。
還元が強くかかり、ひび割れたり、転んだりもあるけど、思いがけない面白いものが取れたりします。作品の数も限られるし。

ほら、こけたり、傾いたりしてますよね。


窯出し!!  2019  聖工房 薪窯  @岸和田_c0337724_10460295.jpg

窯出しの作品、勢ぞろい!
薪窯としては、小さめの窯なんですが、ずらりと。
けっこうな量が入ります。

結果は…

大成功!!
やはり、しっかり、昇温していました。
全ての作品に、いい緋色も出ていましたし、とてもよい出来でした。
これから、ひとつひとつ、丁寧に仕上げをしていったら素晴らしい作品が見られるでしょう。
来年の教室作品展も楽しみです。

私は、いつも何かをチャレンジしているので、成功したものもあり、失敗のものもあり。
これは想定内。
これを繰り返して、新しいもの、面白いものを常に作っていきたいから。

自分としては薪窯でしか出ない緋色と釉薬のコラボレーションをテーマに、普段の生活に溶け込むような薪窯のうつわを目指しています。
たしかに薪窯は、他の窯より手間も日にちもお金もかかるのですが、そして偶然性が大きく、リスクも伴う窯です。

だからって、妙に薪窯のに作品を神聖化するんじゃなくて、日々、使ってほしい。
作り手の熱量と、薪窯の熱量を、日常に取り入れてほしい。
そんな思いで、日々の暮らしに使いやすいような、現代の食卓や部屋の中で浮かないようなものを、と考えながら作っています。

なので、半分くらいは、チャレンジで、失敗しちゃうんだなあ、これが😭

でも、いい作品もたくさんできました。
少しずつ、仕上げして、紹介できればと思います。

KIKI clubの会員さんの作品は、びっくりするくらい、ステキなものが焼き上がっています。

あー、よかった!😆😆😄



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# by kiyoi-kobo | 2019-04-26 10:43 | 陶芸
2019年の薪窯焚き、無事、終了しました。

風邪ひきと共存しながら焚いていて、どうなることかと思いましたが、最後までがんばれてほっとしました。

案の定、安心したら、気が緩んで、どっと風邪の症状が出て咳もぶり返し、まあ、でもいいや、とのんびり、本を読んだり、録画していたビデオを見たり。

窯を止めた時点から、あれやこれや、後悔やら不安が湧き出てくるのはいつものこと。
人様の作品を預かり、高い焼成費をいただき(ほとんどが窯代や薪代の実費といえど)、みんなの期待を背負って薪窯焼成をプロデュースするので、仕方のないこと。

ただ、窯を止めてしまえば、もう、何もできることはなく、考えてもどうしようもないのに、考えて悩んで、ということを繰り返してきたので、さすがに、この頃は気持ちをそらすのも上手くなってきました。

ゆっくり休んで、映像や本の世界に浸って、窯から極力気持ちを切り離して。

いい時間を過ごしたあと、窯出しの前に、自分用の薪窯の報告書のようなものを作りました。
記録は大事ですね、書いていくうちに、頭の中が整理されていきます。次回の窯焚きの参考になりますし。

陶芸の窯焼きでは、データの蓄積はとても大切だと思っています。

2019年の薪窯焚き、無事、終了しました。_c0337724_10303899.jpg

最終日の燃える薪。
炎って…
どういえば伝わるかな
綺麗?        やばい!
何か、ヒトのDNAに組み込まれてしまっていて、目が離せなくなるような…

2019年の薪窯焚き、無事、終了しました。_c0337724_10304019.jpg

最終日の温度。  
熱電対を指した場所の一点の一瞬の温度には違いなく。
85時間、累積された温度。
窯に蓄積されたカロリーは、もっともっとあるけれど。


2019年の薪窯焚き、無事、終了しました。_c0337724_10304102.jpg

窯を止める前、色味穴から、ダメ元で写してみました。肉眼では窯の内部、燃える作品たちが見えるのだけれど。
スマホのカメラでは、この辺が限界かな。
でも、熱!!は伝わりませんか?

2019年の薪窯焚き、無事、終了しました。_c0337724_10304366.jpg

笑笑

最終の窯焚きめし!
コンビニピラフ。
それほど食べたいものもないけど、寝て食べてをしておかないと持たないので。
水分はしっかり取ります!



結果は窯出ししてみるまでわかりませんが、
今回の窯焚きは、最後まで、いい感じで焚くことができました。

窯出しを楽しみに今夜は寝ます。
どうぞ、悪夢を見ませんように(笑)




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# by kiyoi-kobo | 2019-04-24 23:02 | 陶芸
三交代で窯焚きをしています。
窯焚きは、体力勝負です。

後半にいくにともない、窯焚きはどんどん過酷になっていきます。気力だけでは無理、最後まで持ちません。

寝て、食べて、合間には体を休めて万全の体調で、と思うものの、言うは易しで、作品作りや、前準備、窯詰めとまあまあの期間走ってきたわけですから、疲れもたまり、体調も崩れやすくなっています。
その上で4日間、集中することの難しさ。

しかし、しかし。
いくらヘタレの私でも、ここでへたるわけには、いかないよ。ファイト!


三交代だと、いつもの習慣とは違う時間に、睡眠をとらなければいけないので、アイマスクを重宝しています。

窯焚きグッズ?アイマスク_c0337724_11330636.jpg

朝日の明るさの中で、自然に目が醒めるのが好きで、寝室には遮光になるようなものを使ってないので、どんなに遅く寝ても、6時頃、勝手に目が覚めてしまいます。
加齢のせいもあるかも〜😂

でも、アイマスクをして寝ると、明るくて起きることがなくなったので、睡眠時間を確保できるようになりました。

アイマスクってすごい!んです。
つけて目をつぶっていると、本当に闇です。
10時頃、目が覚め、アイマスクを外すと、一瞬、部屋の眩しさにびっくりします。

窯焚きのために使う人は少ないと思いますが(笑)、試したことのない人、眠れない時、よさそうです。


窯焚きグッズ?アイマスク_c0337724_12070066.jpg


窯焚きも半分を折り返しました。
ここからが、苦しい時。
なかなか昇温しなくなる。
この窯の特徴です、がんばろう!


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# by kiyoi-kobo | 2019-04-17 11:29 | 陶芸

今日も薪窯焼成中です。

今日も薪窯焼成中です。

今日も薪窯焼成中です。_c0337724_18323786.jpg


煙突から煙と炎🔥

この状態は、強還元になるでしょうか。
薪の窯でも
様々な仕様があるので、一概には言えませんが、うちの窯ではそんな感じです。還元をかけながら、温度も上げていくのは骨が折れます。
還元をかけると温度は下がるものだから。
それでも、還元をかけた自然灰の色や緋色の変化が、やはり好きなので、リスクながら、一定の時間帯で強還元はかけておきたい。

そのあと、煙突から炎が出るほどではなくても、窯の中は炎が舞っています。ゆるい還元がかかったり、かからなかったり。

酸化と還元の間をふらふらとするのが、薪窯らしいとか思ってるのですが(あくまで私の見解です)

そろそろ焚き始めて35時間。


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# by kiyoi-kobo | 2019-04-16 18:31 | 陶芸