岸和田陶芸教室KIKI-club、先週はふたものの実演、
本体を球形に作り、フタを切り出して作る方法。
シュガーポットのような形。
手びねりと電動ろくろの両方の実演をしました。
こちらが出来上がり。(まだ生ですが)
左が電動ろくろ。穴が開いているのはスプーンなどをさせるように。
残りが手びねり。
右がりんごかぼちゃ、真ん中が柿かぼちゃ。笑
想像上の果実、、、、、ふふ、どうせなら楽しく!
これは手のひらに乗るサイズ、使い方は自由です。
棚にいくつか飾ったりも楽しいですね。
今回は、薪窯で焼成しますが、釉薬で遊んだり、絵付けしたりも楽しそうです。
では、手びねりでの作り方
玉からつくる玉作りで、高台はいらないので、底は薄くて構いません。外形をどうするかを決めて、内側の底から腰のラインを作ります。
上部は少しずつすぼめていきます。
球形に近い形に作っていきます。
イメージに合う形にコテを入れて膨らませます。
あまり口が狭いとコテが入れにくいので、これくらいの時に。
ここでいったん口をカットして整えます。
ここから土ひもを作り、積んでいきます。
ひも作りが得意な人は、最初からひも作りでも構わないのですが、玉作りとひも作りを組み合わせることで、スピードも上がり、仕上がりもキレイで、作業がしやすくなります。
作るものに合わせて、作り方を選ぶことも大切ですね。
ひもを積んでとじます。
ふたのツマミもついでに作っでおきました。
閉じてしまうと、中の空気の出ていくところがないので、形を変化させやすくなります。
これは、指で6カ所抑えて、果実っぽくしました。
ロクロに乗せたまま、カキベラなどで、腰の部分を削っておきます。こうしておくと後で作業が楽です。
全体のラインも整えます。
半乾きまで乾燥させ、固くなったら、腰から底を削り、ふたを切り出します。
底は、シッタをセットして削ります。
固くなりすぎるとカットしにくいし、柔らかすぎるとラインが崩れますので、配慮して。
ふたにしたいところに赤インクで線を引きます。
ふたと本体に合口の目印の縦線も引いておきます。
赤インクは、焼成で必ず消えますし、あたりをつけるのにとても便利なアイテムです。絵付けの下書きにも使えます。
少し大きな文房具屋さんじゃないと売ってないのが残念ですが。
あたりに合わせて、剣先でカットします。薄刃の方がキレイにカットできるので、カッターを使う人もいますが、やりやすさはそれぞれなので、いろいろ試してみてください。ちなみに私は、細めの帯鋼を自分でカット、削って自作したのが一番使いやすく、愛用しています。
カットしたところ。
切り口は直角になるように。
これは大事なコツです。
切り口は、皮でなでたりしないように。ぴったり合わなくなりますので。なでたくなるとは思いますが(笑)、触らないように。
切り口の両面に、片栗粉をひっつきどめにまぶしてもいいですが、写真のように紙を挟んでもいいです。ふたをしたまま、乾燥させることが大事です。
翌日、全体のフォルムのを微調整をしたり、きつく絞った皮で表面を整えたりして出来上がり。
ゆっくり乾燥させます。
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