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陶芸歴30年、岸和田と和歌山で陶芸教室を主宰してます。うつわ作りの話いっぱいと、和歌山の暮らし。笑うように生きたい。


by 中出聖子

親の家改装プロジェクト

「親の家改装プロジェクト」

敷地内の隣に建っている義父母の家。
介護のために和歌山に越してきて、二人を見送り、住む人がいなくなった築40年を超える家。

ものすごい量の荷物と格闘し、ずいぶん片付けたとはいえ、大きな物置状態に近い状況で、何とかしなくちゃと思いつつ、取り掛かるのもおっくうでいた頃、雨漏りするようになってしまいました。

さすがにこのままじゃまずい、けど、雨漏り修理と、防水と外壁塗装には、まとまったお金もかかるし、どうしようと悩みました。

三択でした。

①このままほおっておく(確実に家は荒れる)
②つぶす(更地にするには400万かかるらしい!!)
③修理して使う(見積もりを取ると300万~600万!!)

お金があるなら、迷わず③ですが、まだ自宅の家のローンも残っている状況で、夫と二人、悩みに悩みました。

昨今、親の家問題は、切実です。相続はしたものの、管理は簡単ではありません。
相続税、固定資産税、草刈などの手入れ、風を通さねば家はすぐ傷むし、遠方ならさらに大変です。
売却できるなら、そういう選択肢もありですが、きょうび、便利な所ならいざ知らず、そう簡単には不動産は売れません。

対外的にも、心情的にも売れない場合もあるでしょう。
住むこともできず、売ることもできず、管理にはお金もかかる、手間もかかる、
やっかいな負の遺産になることが多いのです。

さらには、膨大な親の荷物、最近は捨てるのもお金のかかる時代です。
仕分けして捨てるだけでも、膨大な労力です。

私の周りにも、親の家問題で困っている方が何人もいました。
日本中で、困っている人が大勢いるはずです。
それぞれに違う事情を抱えて。

行政にも何とかしてほしい、切実にそう思いますが、すぐにはどうにもならず、
結局、私たちの出した結論は、

修理して使うことです。
残念ながら出せるお金には限りがあるので、できるところは自分でやるという条件付きです。

それで、DIY女子ならぬ、DYIおばさんの誕生です!! じゃーん!!

やってやれないこともない!!(笑) ですかねえ。

背に腹は代えられない?
もともと嫌いじゃなかった?
いや、むしろ楽しいかも。
どうせやるなら、楽しまなきゃ損やし・・・

ってことで、今日も一日、納戸の床はり。
もうちょっと、というところまでやっとこぎつけました。

     

親の家改装プロジェクト_c0337724_00133616.jpg
明日にはきっと貼り終わって、木の香りのする杉の無垢フローリングの上で、ゴロンとできそうです。
好きな音楽をおともに、また明日もがんばります!
あっ、もう今日ですね。




by kiyoi-kobo | 2017-06-10 00:19 | 雑感