「親の家改装プロジェクト」
敷地内の隣に建っている義父母の家。
介護のために和歌山に越してきて、二人を見送り、住む人がいなくなった築40年を超える家。
ものすごい量の荷物と格闘し、ずいぶん片付けたとはいえ、大きな物置状態に近い状況で、何とかしなくちゃと思いつつ、取り掛かるのもおっくうでいた頃、雨漏りするようになってしまいました。
さすがにこのままじゃまずい、けど、雨漏り修理と、防水と外壁塗装には、まとまったお金もかかるし、どうしようと悩みました。
三択でした。
①このままほおっておく(確実に家は荒れる)
②つぶす(更地にするには400万かかるらしい!!)
③修理して使う(見積もりを取ると300万~600万!!)
お金があるなら、迷わず③ですが、まだ自宅の家のローンも残っている状況で、夫と二人、悩みに悩みました。
昨今、親の家問題は、切実です。相続はしたものの、管理は簡単ではありません。
相続税、固定資産税、草刈などの手入れ、風を通さねば家はすぐ傷むし、遠方ならさらに大変です。
売却できるなら、そういう選択肢もありですが、きょうび、便利な所ならいざ知らず、そう簡単には不動産は売れません。
対外的にも、心情的にも売れない場合もあるでしょう。
住むこともできず、売ることもできず、管理にはお金もかかる、手間もかかる、
やっかいな負の遺産になることが多いのです。
さらには、膨大な親の荷物、最近は捨てるのもお金のかかる時代です。
仕分けして捨てるだけでも、膨大な労力です。
私の周りにも、親の家問題で困っている方が何人もいました。
日本中で、困っている人が大勢いるはずです。
それぞれに違う事情を抱えて。
行政にも何とかしてほしい、切実にそう思いますが、すぐにはどうにもならず、
結局、私たちの出した結論は、
修理して使うことです。
残念ながら出せるお金には限りがあるので、できるところは自分でやるという条件付きです。
それで、DIY女子ならぬ、DYIおばさんの誕生です!! じゃーん!!
やってやれないこともない!!(笑) ですかねえ。
背に腹は代えられない?
もともと嫌いじゃなかった?
いや、むしろ楽しいかも。
どうせやるなら、楽しまなきゃ損やし・・・
ってことで、今日も一日、納戸の床はり。
もうちょっと、というところまでやっとこぎつけました。
明日にはきっと貼り終わって、木の香りのする杉の無垢フローリングの上で、ゴロンとできそうです。
好きな音楽をおともに、また明日もがんばります!
あっ、もう今日ですね。