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陶芸歴30年、岸和田と和歌山で陶芸教室を主宰してます。うつわ作りの話いっぱいと、和歌山の暮らし。笑うように生きたい。


by 中出聖子

窯出し(春の部2)

悦さんの急須、もうひとつ・・・

窯出し(春の部2)_c0337724_09383327.jpg
白化粧を刷毛で塗り重ね、模様を彫って、下絵具で採色。
光沢のある土灰透明釉をかけていま。合成土灰を使っているので、釉薬に色がついていませんので、きれいに絵具の色が出ます。
イメージ通りに仕上げるには、土と装飾技法、釉薬、焼きの組み合わせが大切です。
そこを間違えると、だいなしになることもありますから・・・
もちろん、また違った味わいになることもよくあることですが。
陶芸って、それがおもしろいですよね!

悦さんは、この装飾方法は何度も取り入れているので、タイミングや絵具の濃さなども問題なくこなしていますね。
急須とお湯呑みのセット、よく頑張りました!花丸です。



窯出し(春の部2)_c0337724_09385611.jpg
次は、智さんのカップです。
シンプルなラインにしぶ~い色合い、お気に入りのカップになりそうです!!
ざっくりした泉州土、外側には鬼板をかけて、鉄筆で縦のラインを引っ掻いています。
内側と口縁を白鳳マットで。土からの鉄粉がいいアクセントです。
鬼板の鉄分が還元焼成で、不思議な色合いに。
マットな感じが好きな人には面白いやり方です。
いいセンスですね!!

では、また・・・
午後からは、素焼きの窯詰め、2窯目です。


by kiyoi-kobo | 2015-06-16 09:59 | 陶芸作品