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陶芸歴30年、岸和田と和歌山で陶芸教室を主宰してます。うつわ作りの話いっぱいと、和歌山の暮らし。笑うように生きたい。


by 中出聖子

第7回おお笑輪陶展、終了しました。ありがとうございました。

11月24日25日と開催しました第7回おお笑輪陶展、無事終了いたしました。

ご来場いただきましたたくさんの方々に厚く御礼申し上げます。
忙しい中、日にちをあけて、会場まで足を運び、来ていただけることがどれほどのことか、
私もご案内のお知らせをいただきながら、なかなか行きだせないときが多いので、
身に染みます。心より感謝いたします。
ありがとうございました。

そして、準備、搬入搬出、当番と、最後までがんばりぬいた会員のみなさん、
お疲れ様でした。
素晴らしい作品展をいっしょに開催できましたこと、誇りに思います。

和歌山に引っ越して以来、教室を続ける場所を提供していただいているわが師匠の西念先生、
かしましいKIKI-clubの教室の時間を文句も言わず共有してくれる土の子陶房さん、いずみの福祉会さん、
そのつながりで、素敵なハガキを作ってくれた川原君、お客様にお出しするおいしいケーキを焼いてくれたたまちゃん、準備に忙殺される私を支えてくれた家族・・・

「おかげさま」ということばがありますが、本当に心からおかげさまを言います。
おかげさまで、ここまでこれました。
ありがとうございます。

この二日間、身にあまりすぎるほどのお褒めの言葉をいただきました。
教室作品展でこんなにすてきなところはほかにない、志野、黄瀬戸、織部などの発色がいい、焼成がいい、2日ではもったいない、毎回グレードアップしている、展示のセンスがいい、おもてなしのお茶からすべて配慮が行き届いている・・・等々、会員の作品から私の作品までたくさん褒めていただきまして、お世辞を半分以上さっぴいても、とまどうほどでした。

10月から11月の20日まで、窯をたき続けました。数えたら、電気窯を11回、ガス窯を2回(ほとんどが会員の作品)。よくまあこんなに焚いたとは思いますが、窯出しの時点で、とてもいい出来でしたので、今回の作品展もいいものになると確信はしていました。
ただ自分の作品はあまり作れてなかったし、準備も抜けたことも多くて・・・

初日が祝日でよいお天気だったせいか、開始から終了間近まで途切れることのないお客様で会場は大盛況。気が付けば、大目に注文していたはずのケーキとお茶が残り少なくなり、えーーっ!?びっくりですが、通常の二日分のお客様が一日でいらしたのでした。こんなこともあるのですね。翌日は雨模様で平日でしたので、もう少し落ち着いた人数でしたが、たくさんの方に見ていただけてしあわせです。

前回のおお笑輪でも、たくさんの方とお会いしお話し、お褒めにあずかり、ひとことでいうと『感動!』の展示会でした。

今回は、なぜか、とてもおだやかな明るい気持ちで二日間を過ごせました。(そうはいっても準備でピリピリしたり、興奮したりはありますけどね)
ひとことでいうと『感謝!』の展示会。感謝の気持ちがどんどこどんどこあふれてあふれて、それはそれはしあわせな気持ちでした。

おいしかったものーーー何か月も前から岸和田のカフェMa’mu Tamaのたまちゃんにお願いしていた黒豆パウンドケーキ、なくなっちゃって当日代わりに焼いてくれた夏ミカンのケーキ、数日前から幸さんが一番おいしく出せるように煮出す時間を試してくれた黒豆茶、「先生、これ飲んで!!」ってみほさんから朝に渡されたドリンク剤、君さんが早朝から炊いてきてくれた蛸めしと絶品のお漬物、翌日はあやさんが握ってきてくれた豆ごはんのおにぎり、俊さんが展示していた丹精込めて育てた盆栽の小さいりんごを搬出のときに20分の1に切ってみんなに配ってくれたしっかり味がした薄いりんご、搬出が終って独立してからずっといろいろ手伝って支えてくれた妙さんと打ち上げの相談をしながらしみじみと飲んだコーヒー。

うれしかったことばーーー純さんが「自分の展示を見ながらうれしくてうれしくて押さえても笑顔がこぼれて、今日はカレンダーに丸をしておきます」
省さんが「今まで黄瀬戸や織部が嫌いだったけど、KIKI-clubに入って好きになりました」
初めておお笑輪を見に来た22歳の娘が「自分から見てすごく年上の人たちががんばってるのを感じられる作品をいっぱい見て、私もがんばろって思わす展示会ってすごいね」
曜日が合わなくなって会を辞めてしまったUさんが悔しそうに「やめなかったらよかった~(笑)」
茶道と華道の先生で大学教授でもある超多忙なT先生が仕事の合間に来てくださってかけてくれた真摯なアドバイスの言葉。


搬出が終って、みんなで1本締めをして、解散。
きれいにそろった「ぱんっ!!」という掌の合わさった音、20人分。
その音が、この展示会を象徴しているなあ~と思ったのでした。
















by kiyoi-kobo | 2014-11-26 16:21 | 展示会