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陶芸歴30年、岸和田と和歌山で陶芸教室を主宰してます。うつわ作りの話いっぱいと、和歌山の暮らし。笑うように生きたい。


by 中出聖子
新年最初の教室は(三が日は外して)、新年会から始まります。
今年は、たいそう盛り沢山の内容。
西念陶器研究所内の古民家のお茶室、田舎家をお借りして。(残念ながら、みなに愛されてきた田舎家は今年、取り壊されることになりました😭)

まずは午前中、『陶器写真の撮り方』講習会。
(これは好評なので、また別の機会に記事にできればと思っています)

お昼は、天むすの弁当をいただきました(なんとSさんが具沢山の豚汁を作ってくれました、あったかくてめちゃ美味しかったー!!ありがとうございました)

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今年のスケジュールの説明。
そのあと、恒例になりました一人一人の今年の抱負発表!
笑いあり、感心あり、楽しみな時間です。
毎年のこと、継続して聞いていっていると、それぞれのお人柄や積み重ねた月日を感じられて、なんとも言えず、とてもいいんです。
私も新年会で発表する目標、真剣に考えてますから!

今年は、Oさんの毎年ひとつ新しいことに挑戦すると言う抱負が、なんかもう!かっこいいなと感動でした😳
Oさんは岸和田教室の長老(ごめんなさい🙏)です。
年齢を重ねて高齢になるに連れ、少しずつやっていることを縮小して、ついには辞めてしまう人も多いと思うのですが、Oさんの抱負は、その真逆!
とても勇気をもらえるものでした。ありがとうございます😊さすが、KIKI-clubの希望の星です。


午後からは、『陶器写真の撮り方』実践!
自分の作品を持ち込んで、いろいろなシュチュエーションで撮ってみました。田舎家は築350年以上の古民家を移築したもの。撮影スポットはあちこちに。
背景紙や背景板を使った撮影。
田舎家の床の間や庭での撮影。などなど。

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しかしながら、なんとなんとお時間がいっぱい、バンバン(神田松之丞さんじゃないけど笑)

3時からは、自分の作ったお茶碗でお抹茶をいただきました。
お菓子は、奈良慈光院のお干菓子、Oさんの差し入れの紅白梅最中。
これがまあ、お菓子もお茶も絶品!!
至福の時間だなあ!!
まるで、なんか入ってる?って思ったくらい美味しかった!笑笑。家で一人で点てるとこんなに美味しいって思わないのになあ。

とまあ、盛り込み過ぎながら、大騒ぎで、楽しき一日でありました。

後で、KIKI-clubのLINEに寄せてくれたHさんの投稿が嬉しかったので、載せさせていただきましょう。


『新年会で、新年の目標を公表したり、お抹茶をいただいたり、早速勉強したり、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。これまでは、お料理を食べて、お酒を飲んで、グダグダの新年会ばかりだったのです。
なんか、文化的な人間になったみたい。🥳
素晴らしい企画でした。先生、いっぱいご準備いただいてありがとうございました。
Sさんの豚汁美味しかったです。
Oさんのもなかも、お菓子もお抹茶もお弁当もありがとうございました。🤗 』

バタバタしてて、他の写真がない!!
せめて、お茶の写真があるとよかった、残念です。

さあ、今年もいっぱい楽しみましょううう😊☺️😉😜




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岸和田教室KIKI-clubをやっております。
和歌山でも、教室、体験、小さなギャラリーをしています。
ご興味のある方はお問い合わせください。




# by kiyoi-kobo | 2020-01-14 20:08 | 陶芸
年末からバタバタと家事に追われる合間を縫って、やっと今年の陶芸教室関連のスケジュール、仕上がりました。

毎年、教室の年間計画を立てて、それに沿ってスケジュールを決めてしまいます。

岸和田教室と和歌山教室。
和歌山教室は、昨年から周りに気付かれないくらい(笑)、そっと始めました。
軌道に乗ってきて、いい感じです。

今年は、岸和田教室と共に、考え考えスケジュールを立てました。

楽しく、そしてみんなでステップアップできるように、そんな一年になりますように😊

陶芸教室、年間スケジュール 聖工房_c0337724_22031638.jpg


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# by kiyoi-kobo | 2020-01-06 21:59 | 陶芸
2020年もよろしくお願いします_c0337724_21483123.jpg

2020年もよろしくお願いします_c0337724_21483171.jpg

わが家の2階から見える、
和歌山マリーナシティのカウントダウン花火!

いつも10分だけなんだけど、連休やお盆の間、夏の間の日曜日など、折に触れて花火が!

ちょうどいいぐらいのキラキラタイム。

夜の闇。
冷え渡った空。
だからこそなのか、すごく綺麗。

今年も家族で見られました。



2020年もどうぞよろしくお願いします☺️




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# by kiyoi-kobo | 2020-01-06 21:46 | 雑感

島根のやきものを巡る旅

今年、KIKI-clubでは、久しぶりに一泊旅行に行きました。
島根のやきものを巡る陶芸三昧の旅、ついでに玉造温泉♨️にも。

毎年、日帰りのバスハイクを企画して、club会員以外にも募集して、楽しくワイワイ陶芸の旅の一日を過ごしていたのですが、諸事情ありまして断腸の思いで、昨年で終わらせていただきました。
楽しみにしていただいた方々には、大変申し訳ありません。どうぞご勘弁ください。どうしても続けていけなくなったのです。

せめてclub会員さんだけでも、ささやかなお楽しみ会のようなものを替わりに計画するつもりが、個人旅行の程でいいから一泊旅行を計画して、ということになりました。

結果から言えば、たいそう楽しゅうございました。
やきもの好きの、これでもか、というほどのやきものに触れる旅。楽しくないわけがありませんよね。

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まず初日、早朝に出発して、昼頃に足立美術館に着きました。素晴らしくお庭が綺麗なのですが、それもそこそこに、お目当ては・・・

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美術館の中の陶芸館。
河井寛次郎と魯山人。
2大巨匠の作品群は、やはり迫力があります。陶器の展示に混じり、お二人の思いの言葉も展示されていてそれもよかった。
何度も見てはいますが、自分の価値観をしっかりと持ってそれを形にしていく強い思いを改めて感じられる展示でした。


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次は袖師窯。
島根のやきもの、窯元は、バーナード・リーチの影響を強く受け、民藝運動の一役を担ったところ。
スリップウエアの技法を使ったものが楽しいです。


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ちょうど職人さん達が、もみ灰を燃やしているところに出会いました。燃やし過ぎないよう、いぶしながら燃やして、黒い灰を作ります。このもみ灰の珪石分などが、この地方独特の乳濁の釉薬の原料になるのです。
と、そこまでは知っていますが、他にもいろいろ興味津々、自分でも水なすの灰などで釉薬を作るので、疑問もいっぱい、いくつかの質問にもご面倒でしょうに、気軽に答えてくださってありがとうございました。

宍道湖を横目に見ながらドライブ。大きな湖で、車中からでもいい眺めでした。
島根物産館の2階に。地元の工芸品がずらりと並んでいました。もちろん、やきものも。
各窯元さんのそれぞれの量は少ないけれど、地元の窯元さんの作品を一度に見れて、これはこれで楽しいものです。違いもわかって面白い。

そこらへんで、時間切れ。

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温泉に浸かり、お料理に舌鼓を打ち、地酒を味わう。
教室ではできないような、じっくりとおしゃべりを楽しむのも新鮮ですね。


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翌日は、朝早くから開いている湯町窯さんのギャラリーからスタート。
民藝の窯元さんという感じの作品群。すごく楽しい、ワクワクします。何を買おうか、真剣に悩みます。
うつわ好きには、たまらない時間。


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次は、出西窯さん。
ギャラリーも広くて、作品も、また全然違うスタンスで作られてるのがわかります。

手作り、というよりもっとシステマチックに作られてて。

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作業場も窯場もオープンに開放され、職人さん達の多さにちょっとびっくりしました。フランクに観光客の質問にも答えてくれたり、同じ敷地内に、とてもオシャレで美味しいパン屋さんもあったり、何かと戦略的で楽しませてくれました。


ランチはもちろん、出雲蕎麦!

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ランチの後は、出雲民芸館。
建物自体が、美しい佇まいで、
アートです。

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民藝運動のいろいろをゆっくりじっくり、見せてもらえるし、売店も楽しい。
お天気もよくて、秋の日差しも穏やかでした。


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帰りの車中、大山を眺めながらのドライブ。
サービスエリアのソフトクリームが絶品と言ってみんなで食べたり、冗談を言い合い、失敗をフォローし合いながら、お土産もいっぱい買って、本当に楽しい、いい旅でした。

ただただ、やきものを愛でる旅ですが、こんなふうにテーマがあるのもいいと思います。

そうそう、旅の参考にした本が、もし行かなかったとしても、写真や文章も素敵でいい本です。

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# by kiyoi-kobo | 2019-12-29 15:15 | 陶芸

和歌山教室最終日、プチ忘年会_c0337724_11231751.jpg

先週の金曜日の和歌山教室。
今年最後の教室でした。焼き上がった作品を仕上げして、自分の作品でコーヒーとケーキのプチ忘年会🍰

教室恒例の、来年の抱負を伺いました。
今年の感想も一緒に伺いました。

陶芸は全く初めて、ということで、共通の思いは、
『こんなに手間がかかるものだとは思ってなかった』
😱😱


その言葉は、妙に新鮮でした。
長いこと、やきものを作ってきたので、自分の中では当たり前のことで、手間がかかって当然、そういうもの、という常識がどんと居座っています。

それが、陶芸体験ゼロの新人さんたちが、成型と釉薬掛けの入門篇で、「こんなに手間がかかるとは」と思ってくれている、しかも陶芸教室なので、ある程度こちらで用意しているにもかかわらず、です。


その言葉は、私の中で新鮮に響き、改めて自分のいる場所が、簡単にはたどり着けなかった場所なんだと再認識できました。
あくまで、自分の話ですが。

30年以上やってきた、継続してきた、ということで、いま、自分が立っていられるんだと思います。

ものづくりをしていると、時に自分のやりたいことを見失いそうになったり、自信が手のひらからスルスルとこぼれ落ちて不安に押しつぶされそうになったり。

けれど、素直な新人さんたちの言葉に、エネルギーチャージしてもらったような気分です。
ありがとうございました😊


他の感想は、

『1つ作るのがこんなに大変だとは思わなかった』
『奥が深いなあと思った』
『始めてみて、作る楽しさがわかった』
『作品に手間がかかっていることに感謝して使いたい』
『作れたことが嬉しい』
などなど。

そうなんです、陶芸は、成型は工程のひとつに過ぎません。土から作る人もいるし、釉薬を作ることも簡単ではないし、装飾の研究、そして何より焼成にいたっては思い通りに、なんて本当に難しい。

深き深き底なし沼のようです。

でも!
だからこそ!

言い知れぬ喜びや楽しさがあるのです!
と、思います。

来年は、5月のKIKI-clubの教室作品展に和歌山教室からも参加します。
新人さんたちの、初々しい、でも、楽しさに満ちた作品もぜひ見てあげてくださいね。




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# by kiyoi-kobo | 2019-12-27 11:22 | 陶芸